的当て

少し離れたところにある私立小学校にバスと電車を使って通っていた僕。

下校して、家の周りで遊ぶにしても友達は少なかった。

もっぱら一人で野球かサッカー。
どちらにしても一人なので壁当てが精一杯。

小さな的に当てるかいかに遠くから壁に届くか。
それが僕の遊びだった。

周りには大勢で野球やサッカーをしている子がいて羨ましかった。
でも色んな投げ方やけり方をしてそれなりに楽しんでいた記憶がある。

そして高校時代、サッカー部の僕はフリーキックは任され、部員で最も遠くへ蹴れる者になっていた。

もちろんレベルは低い学校だったが、それでも僕は自分の得意分野でレギュラーを獲得することができた。

この思い出は、今を創造してくれた経験だったかもしれない。

どこか理念の中に「今が明日につながる」「今やらなければ始まらない」「一生懸命やったことは一生忘れないし、一生の経験になる」なんていう考えがある。

今サッカーを久しぶりにやってもけり方は変らないし、毎日のお店の中でもめんどくさいことがあったとしても、それが自分の10年後への一歩だと思いやると気持ちよく出来る。

小さな的への一球一球が今の僕を支えている。

あの壁へ今度行って遠くから蹴ってみよう。

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